撮影機材について
夜景の撮影とアクセサリ 夜景の撮影の際、禁止されている箇所以外では、基本的に三脚を、 時にはリモートレリーズ(リモコンまたはレリーズとも)も使用しています。 夜間の撮影で写真雑誌に載るような綺麗な写真を写すためには、三脚は必要不可欠なものになってきます。 ただし、紅葉・桜の時期の寺などの混雑する場所では三脚の使用が禁止されている場所があり、 そういった場所ではISO感度を高くして手持ちで撮影します。 使用している三脚はこちらプロ200 DX III なぜ三脚が必要なのか 夜間の撮影は、昼間と違ってレンズに入ってくる光の量が著しく少なくなるため、 長い間露出(長時間露光)する必要があります。 ISO感度を上げれば少ない露光時間でも撮影できますが、画質は確実に落ちてしまいます。 そのためには明るさにも依りますが、数秒から数十秒間露出しなければなりません。 露出している間は分かり易く言えば「数十秒間動画を撮影しそれを一枚の写真にする」ようなことで、 その間に手持ち撮影等で少しでもぶれてしまうと、ブレた分だけ光の筋が写ってしまい、写真がぼやけてしまいます。 ISO感度を上げることでブレはある程度回避できますが、写真が荒れたりして鮮明な写真を撮ることは難しくなります。 三脚について しかし三脚といっても何百という種類があります。 三脚はよりしっかりしたものほど高価で重量も重くなりますが、 逆に安さや軽さを求めすぎると、カメラの重さを支えきれずにちょっとした風でもすぐにブレてしまったりします。 更に、一眼レフの場合は始めは重さに耐えられても、望遠レンズなどの比較的重いレンズを買い足していく内に 重量が増して支えきれなくなることがあるので、強度にはある程度余裕を持った方が良いかもしれません。 私の場合は三脚を担いで山を登ったり、自転車で三脚を運ぶことがあるため、 重すぎず、しかしある程度カメラが支えられる程の重量と強度のあるものを・・と選んでいくうちに 今の三脚に行き当たりました。 他にも三脚を車で運べる場所用と持ち歩き用と使い分けている方もいます。 是非ご自分の目的に合った三脚をお選びください。 レリーズを使った撮影 三脚を使用した夜景の撮影でも、シャッターを押したときの小さな振動でブレてしまうことがあります。 その場合、レリーズを使えばカメラのシャッターボタンを直接押さずとも、リモートコントローラーで シャッターを切ることができます。レリーズは安いものであれば新品でも1500円ぐらいで手に入ります。 しかし、タイマー撮影で2秒に設定すればそのブレは回避できるため、三脚ほど必須のアイテムではありません。 特にレリーズ撮影が推奨される場面は、星空や花火の撮影でのバルブ撮影 (レリーズのシャッターボタンを押している間中ずっと露光する撮影方法)が挙げられます。 特に星の周期運動を撮影したい場合、カメラに元々備わっているシャッタースピード限度(私の場合は30秒)では足りず、 数十分から数時間程のシャッタースピードが必要な長時間撮影ができません。 バルブ撮影を使えば、電池が持つ限り何時間でも露光することができます。 また、花火の撮影では、花火が破裂した瞬間から完全に開くまで露光するため、 花火の大きさや長さに応じてシャッタースピードを変える必要があります。
夜景撮影に行くときは・・ さぁいざ夜景の撮影にいこう、ということになったらまずこの先一週間の天気を調べます。 紅葉の時期の嵐山など、混雑が予想される地域はあえて平日に、平日でも混雑しそうな場所は あえて雨の日を選んで撮影の計画をする場合もあります。 高台からの夜景の撮影では、撮影予定日当日になっても曇りや雨の場合は撮影を延期することが多く、 晴れの日でも霞んでいて視界が悪い場合は延期する場合があります。 撮影予定日前日には、カメラのレンジと保護レンズの汚れを確認し、電池容量に余裕があるか確認します。 撮影可能枚数が残り少なければ、必要ない写真を消して十分な容量を確保します。 カメラをカメラ用バッグに入れ、三脚の部品や特に忘れがちな雲台があるかを確認して、天候が整えばいざ撮影へ。 展望台などの高所からの撮影の場合、日没後20〜30分の夜景が一番美しいといわれています。 何故なら赤、橙、黄、青、黒といったコントラストと夜景を一枚に収めることができるからです。 その期を逃さないために、電車やバスの時刻を確認して日没前に早めに撮影地へ到着。 一番視界が広く、三脚の立てられそうな場所を選び、三脚を組み立て、カメラを設置し、レリーズを取り付けます。 レンズの手ぶれ防止機能がOFFなのを確認し、ISO感度(前回の撮影で高い値のままの場合があるので) やホワイトバランス、ピントのA,M(オート、マニュアル)等を確認します。 また、この時点で既に保護フィルターが汚れていれば外します。撮影設定は、始めはA(絞り優先オート)ですが、 様々な明るさの写真を撮っておきたいので、大体はマニュアルにして自分で調節しつつ撮影します。 そしていよいよ夜景の撮影ですが、街明かりなどの被写体が遠く、暗い時はピントが合わないことがあるため 必要に応じてピント調節のマニュアルも使用します。(最近は殆どの場合マニュアルを使用します) 撮影は日没後、空が真っ暗になるまで行います。撮影時間は大体一時間から二時間です。 撮影が終われば三脚を元通り分解し、忘れ物やごみが出てないか確認し、帰路に着きます。 |
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